「24時間ブログのリサーチやSNS更新をしてるから、スマホ代は100%経費にしたい!」
「でも、子供の写真を送ったりYouTubeを見たりもするし……これってどう分けるのが正解?」
副業ママにとって、スマホはもはや体の一部であり、最強のビジネスパートナーですよね。
今回は、1億円規模の法人のスマホ支給ルールも熟知している私が、「税務署に怪しまれないスマホ代の按分(あんぶん)ルール」を徹底解説します!
1. 「全額経費」は1億円の社長でも難しい?
結論から言うと、プライベートでも使っているスマホ代を「100%経費」にするのは、かなりリスクが高いです。
私は仕事柄、担当した法人や個人の税務調査に立ち会うこともありますが、そこで調査官が必ずチェックするのが「実態と数字のズレ」です。
もし「100%」と言い張るなら……
税務署からこう聞かれた時に、迷わず「はい」と言えますか?
- 「1秒も、家族や友達とLINEしていませんか?」
- 「1回も、子供の写真や動画を撮っていませんか?」
もし、少しでも私的な利用があるのに「100%経費」にしてしまうと、それは「公私混同している」と見なされ、せっかく積み上げた他の経費まで疑われる原因になってしまいます。
2. 現役プロが教える「納得の按分ルール」3選
では、何%にするのが正解なのか。
1億円の会社でも通用する、「これなら税務署も納得せざるを得ない」具体的な分け方の基準を3つご紹介します。
① 「稼働時間」で分ける(一番おすすめ!)
1日のうち、ブログ作業やSNS運営にどれくらいスマホを使っているか?で決める方法です。
計算例: 1日16時間起きているうち、仕事に8時間使っているなら 50%
プロのコツ: 「40%〜60%」の範囲なら、生活実態として非常に自然に見えます。
② 「通信量(ギガ)」で分ける
最近のスマホは、設定画面からアプリごとの通信量を確認できます。
例: 今月の通信量のうち、半分以上が「WordPress」や「Instagram」「Canva」だったなら 60%
プロのコツ: 数ヶ月に一度、その画面をスクショしておくだけで最強の証拠になります。
③ 「曜日」で分ける
「平日は仕事、土日は家族!」とメリハリをつけているママに最適です。
- 例: 月曜〜金曜は仕事メイン、土日はプライベートなら 5/7(約70%)
3. スマホ本体代(機種代金)も忘れずに!
iPhoneでもAndroidでも、高価なスマホを分割で買っている場合も、通信費と同じ「按分率」で経費にできます。
例: 8万円のスマホを買い、按分率50%なら、4万円分を経費に計上。
今どきのスマホはとても高額なので本体代金だけでも簡単に10万円を超えてしまいますよね。
ですが、 10万円(税込)を超える場合は「減価償却(げんかしょうきゃく)」というルールがあります。
減価償却が必要かどうかの判定は、「按分する前の本体代金」で行います。
そう、按分後の金額ではないんです。ここ、プロの世界でも間違えやすいポイントです
「一括で落としたい!」という場合は、税込10万円未満のミドルクラスモデル(Pixelのaシリーズなど)を狙うのも、賢い節税戦略の一つですよ!
減価償却の判定ルール
税務上の「10万円」というボーダーラインは、まず「そのモノ自体の値段」で決まります。
- 判定基準: スマホ本体の購入総額(税込)
- 按分後の金額: 関係ありません!
具体例でシミュレーション!
例えば、最新のスマホを 12万円(税込) で買ったとします。 あなたの仕事按分比率が 50% の場合……
あなたの考え: 「12万円 × 50% = 6万円 だから、10万円以下!一括で経費にできるよね?」
税務署の答え: 「ブブー!本体価格が 12万円 なので、これは『減価償却資産』です。スマホの耐用年数は4年なので4年に分けて経費にしてくださいね」
となります。
按分した後の「6万円」をどう分けるか、という計算になるんです。
ただし青色申告の人は30万円までの償却資産はその年のうちに一括で経費にできる少額減価償却資産という追加ルールがあります。
うーん、ややこしいですね
でも安心してください。
会計ソフトに『12万円、按分50%』と入力すれば、あとはソフトが勝手に数年分に分けて計算してくれます。
まぁルールだけなんとな~く覚えておいて、入力は会計ソフトにサクッと任せちゃいましょう!
4. プロが教える「最強の証拠」の残し方
1億円の現場でも、「この通信は仕事です」と証明するためにやっている裏技があります。
外出先でスマホを「親機」にしてPCでブログを書いていた履歴(テザリング利用)は、立派な仕事の証明になります。
キャリアの明細に「テザリング」の文字があれば、それだけで説得力が倍増します。
まとめ:迷ったら「50%」から始めよう
もしどうしても迷うなら、まずは「50%」からスタートしてみるのがおすすめです。
モリ半分は仕事、半分はママ。
この『50/50』の比率は、税務調査でも『非常に誠実な分け方ですね』と受け入れられやすい黄金比なんです。
怪しい100%より、誠実な50%で確実に経費を積み上げて、スマホ代もスマートに経費化しちゃいましょう!
🚀 次回の予告:旅費交通費の落とし穴
「カフェに行くまでの電車代は?」
「家族旅行中にブログを書いたら旅費になる?」
次回は、移動にまつわる経費の境界線を解説します。お楽しみに!










