「青色申告が得なのはわかったけど、結局どれくらい手元にお金が残るの?」
そんな疑問にお答えするために、税理士事務所スタッフの私が、ガチのシミュレーションを用意しました。
1億円規模の決算書を何枚も作成してきた経験から断言します。
「控除」を知っているかいないかで、数年後の通帳の残高は100万円単位で変わります。
今回は副業ママが直面しやすい「利益20万円」と「利益50万円」の2パターンで、手元に残る現金の差を暴露します!
1.【実録】利益20万円・50万円で「手元のお金」を比較!
税金は「売上」ではなく、経費を引いたあとの「利益」にかかります。
ここに「青色申告特別控除(65万円)」という魔法の引き算をぶつけるとどうなるか、見てみましょう。
ケース1:副業スタート期(利益20万円)
副業を始めて、ようやく「20万円の壁」が見えてきた時期です。
| 項目 | 白色申告(控除なし) | 青色申告(65万控除) |
| 副業の利益 | 20万円 | 20万円 |
| 青色申告特別控除 | 0円 | ▲20万円(※) |
| 税金がかかる対象 | 20万円 | 0円 |
| 所得税(概算) | 約10,000円 | 0円 |
(※控除額は利益が上限となるため、この場合は20万円が差し引かれます)
モリ利益20万円だと、青色なら税金計算上の利益が『0円』になります。
つまり、所得税はかかりません。
浮いた1万円があれば、お子さんと一緒にちょっと豪華なランチに行けちゃいますね!
ケース2:本格稼働期(利益50万円)
ブログやSNS、ハンドメイド販売などが軌道に乗ってきた時期です。
| 項目 | 白色申告(控除なし) | 青色申告(65万控除) |
| 副業の利益 | 50万円 | 50万円 |
| 青色申告特別控除 | 0円 | ▲50万円 |
| 税金がかかる対象 | 50万円 | 0円 |
| 所得税+住民税(概算) | 約75,000円 | 0円 |



ここが運命の分かれ道!
白色だと約7.5万円も税金で持っていかれますが、青色ならまだ『0円』で済むんです。
7.5万円あれば、最新のiPadや、ブログ用の新しいPCへの買い替えも検討できますよね。
「白色 vs 青色」の最終結果
白色申告 特典が一切ありません…
手元に残るお金:19万+42.5万円 =61.5万円
特典:特になし
青色申告 最大65万円の控除
手元に残るお金:20万+50万円 =70万円
特典:毎年の65万円控除!



こうしてみると2年間で8.5万円もの差が
順調にいけば翌年以降はさらに差が開くことに…!
2.多業種の決算を見てきた私が気づいた「青色の真実」
私はこれまで、YouTuberや雑貨屋、美容師など、さまざまな業種の決算を担当してきました。
そこで確信したのは、「稼いでいる人ほど、青色申告を『攻めのツール』として使い倒している」ということです。
事務所で最新のインボイス制度や改正後のルールに対応した申告をサポートしていますが、やはり青色の恩恵は年々大きくなっていると感じます。
赤字を「将来の節税」に変換できる
例えばYouTuberさんは、PCやカメラ、編集ソフトの購入で1年目が赤字になることが多いです。
青色なら、その赤字を3年間繰り越して、来年以降の黒字と相殺できます。
白色だと赤字はそのまま切り捨て。
この差で、将来的に数十万円の税金が変わるケースを何度も見てきました。
数字が見えると、無駄な出費が減る
「きっちりした帳簿をつける」というと大変そうですが、実は「自分のお金の流れが透明になる」という最大のメリットがあります。
YouTuber
機材代の赤字繰越が最強!
雑貨販売業
在庫管理で経営が安定!
アフィリエイター
見落としがちな経費も漏らさず計上!
1億円の決算でも、どんぶり勘定の会社は資金繰りに苦労します。
副業ママも、青色で数字を管理することで、結果的に節税以上の利益が残る体質になれるんです。
まとめ:数字は嘘をつかない。「青色」は最強の味方
いかがでしたか?「たかが申告の方法」と思うかもしれませんが、数字で見るとその差は歴然です。



1億円の決算でも、基本はこの『引き算』の積み重ねです。
利益が50万円を超えてもなお、税金を最小限に抑えられる……これが青色申告という『合法的な魔法』の正体なんですよ。
🚀 次回予告:まだ「白色はラク」だと思ってない?プロが教える意外な落とし穴
「青色がお得なのはわかった。でも、やっぱり初心者だし、まずは『ラク』な白色申告から始めようかな……」
そう考えているあなたへ、ちょっと待ってください!
実は、税務の現場を知るプロから見ると、今の「白色申告」は決してラクな選択ではありません。
次回は、「白色申告は簡単」という常識がもう古い理由と、初心者がハマりやすい「白色に潜む3つの落とし穴」を徹底解説します。
「手間はほぼ同じなのに、特典だけもらえない」 そんな、損な戦い方をしていませんか?
来年の春に後悔しないための、正しい「申告ルート」の選び方をズバリお伝えします!












