リビングの片隅でブログ…家賃の何%を引いていい?現役プロが教える「家事按分」の黄金比

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「リビングのテーブルで記事を書いてるけど、家賃の一部を経費にしていいの?」
「ネットで『3割なら大丈夫』って見たけど、それって本当?」

自宅で働く副業ママにとって、家賃や電気代は最大の固定費。
ここを経費にできるかどうかで、手元に残るお金は大きく変わります。

今回は、1億円規模の法人の「社宅規程」もチェックしている私が、税務署に突っ込まれない「根拠ある家事按分(かじあんぶん)」の作り方を伝授します!


目次

1.そもそも「家事按分(かじあんぶん)」ってなに?

「カジアンブン……? 家事を家族で分けること?」
いいえ、実はこれ、フリーランスや副業ママにとって最強の節税用語なんです。

簡単に言うと、「プライベートと仕事の両方で使っているお金を、仕事に使った分だけ経費に分けること」を言います。

例えば、あなたがブログを書いているそのリビング。

  • 夜は家族で団らんする場所(プライベート)
  • 昼間はあなたが記事を書く場所(仕事) という「2つの顔」を持っていますよね。

このとき、家賃の全額を経費にするのはNGですが、「仕事に使っている分だけ、魔法のハサミでチョキッと切り取って経費にする」
この作業のことを「家事按分」と呼ぶんです。

現役スタッフのワンポイント解説

「按分(あんぶん)」とは、基準に合わせて比例配分するという意味。
1億円規模の会社でも、社長が仕事とプライベート両方で使う「社用車」などで、この按分の考え方を毎日使っています。
プロの世界では日常茶飯事の、とっても大切なお作法なんですよ

2. 「3割なら安全」という迷信を斬る!

ネット上には「家賃の3割までは文句を言われない」という都市伝説のような書き込みがあふれています。
でも、現役スタッフの視点から言わせていただくと……そんな一律のルール、税務署には存在しません。

大事なのは「〇%か」ではなく、「なぜその数字になったのか」という根拠(ストーリー)です。
根拠さえあれば1割でも5割でも正解になりますし、根拠がなければ1割でも否認されるのがプロの世界です。


3. プロが納得する「根拠ある計算」2つのパターン

1億円の会社でも使われる、客観的な計算方法は主にこの2つです。

① 「面積」で分ける(一番おすすめ!)

仕事で使っているスペースの面積を、家全体の面積で割る方法です。

  • 計算例: 60平米のマンションで、リビングの仕事スペース(机まわり)が6平米なら、家賃の10%を経費にする。
  • プロのコツ: 間取り図をコピーして、「ここが仕事場です!」とペンで囲っておくと最強の証拠になります。

② 「時間」で分ける

「リビングは家族も使うから面積では分けにくい」という場合に有効です。

  • 計算例: 1日24時間のうち、平均3時間をブログ作業に使っているなら、3/24 = 12.5%を経費にする。

4. 【持ち家ママ注意!】ローン支払いは経費になりません

「うちは持ち家だから、ローンの月々の支払いを按分すればいいのよね?」
……実はこれ、最大のNGポイントなんです!

持ち家の場合、経費にできるのは「ローンの支払い額」ではなく、以下の3つです。

  1. 建物の「減価償却費」: 建物の購入代金を、法律で決められた年数(木造なら22年など)で割った「今年の分」の費用。
  2. ローンの「利息」部分: 元本の返済は経費になりませんが、銀行に払う「利息」は経費になります。
  3. 固定資産税・火災保険料: これらも仕事で使っている面積分(黄金比)で按分してOKです。

「住宅ローン控除」とのバッティングに注意!
仕事で使う面積(按分比率)を50%以上にしてしまうと、なんと「住宅ローン控除」が受けられなくなる恐れがあります。
大規模な会社を経営する社長や老舗の事業主さんでも慎重になるポイントです。
副業ママなら、仕事スペースは10〜20%程度に留めておくのが賢い選択かもしれません。


5. 電気代・ネット代も「黄金比」で落とす

家賃だけでなく、以下の項目も同じ比率で経費にできます。

  • 電気代: コンセントの数や使用時間で按分。
  • ネット代: ブログやSNS投稿に不可欠なので、家賃より多めの比率(50%など)に設定しても、仕事での使用頻度が高ければ説明がつきます。

水道代・ガス代は基本0%!
ブログを書くのに水やガスは(基本的には)使いませんよね。
ここを安易に経費に入れると、税務署から「公私混同しているな」と厳しくチェックされる原因になるので注意しましょう。
ただし、自宅でカフェや美容室、料理教室などを経営している場合などは、水道・ガス代も立派な事業経費。
その場合は、しっかり「家事按分」できます。

1億円の会社でも、経費の合言葉は同じです。
「自分がしている仕事に、本当に、直接、必要かどうか」この基準で冷静に見極めて計上しましょう!


まとめ:1億円の会社に学ぶ「自分ルール」の明文化

規模の大きな法人では、「社宅規程」という書類を作って、「家賃の〇%を会社負担とする。理由は面積がこれこれだから」とガチガチにルール化しています。

副業ママもこれを見習いましょう!
「なんとなく3割」ではなく、「私は面積で計算して、〇%を経費にすると決めました」というメモを1枚残しておくだけで、税務調査官の表情は一変します。

モリ

『3割』という数字を盲信するより、自分の家の間取り図を眺める方が、ずっと賢い節税への近道です。
1億円の社長も、最後は『理屈』で税金を味方につけています。
あなただけの『黄金比』を計算してみましょう!


🚀 次回の予告:スマホ代の境界線

「家賃はわかった。じゃあ、毎日持ち歩いてるスマホ代はどうなるの?」
次回は、プライベート併用スマホの「通信費」を賢く落とす方法について解説します。
お楽しみに!

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この記事を書いた人

会計事務所から税理士事務所を経て実務経験5年。
1億円の決算を支えた知識を、育児の合間にママ視点で分かりやすく発信中!

仕事は数字に強いプロですが、プライベートはゲーム・マンガ・アニメをこよなく愛する「おうち大好きオタクママ」な一面も。
夜は趣味のゲームを全力で楽しみたいから、昼間の集中力は誰にも負けません!笑

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